共済の県民共済愛知県生協 県民共済愛知県生協は、万一に備えて安心を提供する助け合いの保障制度。
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浅村FP事務所 ファイナンシャル・プランナー 浅村由美
●職業・家族構成によって違う!
たとえ一家の大黒柱に万が一のことがあったとしても、収入がゼロになってしまうわけではありません。国が強制的に行っている社会保障からもらえるお金があるからです。それが遺族年金で、国民年金からもらえる「遺族基礎年金」、厚生年金からもらえる「遺族厚生年金」があります。
遺族基礎年金は、子どもがいる場合にもらえます。ただし、18歳の年度末、つまり高校を卒業する年齢になると打ち切りになってしまいます。それに対して遺族厚生年金は、子どもがいてもいなくても、一生涯(※)もらえます。さらに、要件にあてはまれば「中高齢寡婦加算」が上乗せになります。
この遺族年金、死亡した人の職業によって、もらえる金額がずいぶん違ってくることには注意して下さい。なぜなら、会社員は厚生年金と国民年金に同時に加入していますが、自営業者が加入しているのは国民年金だけだからです。このように、遺族年金は、死亡した人の職業や子どもの人数などによって金額が違います。ぜひ、「わが家の場合」を知っておきましょう。
<遺族年金の目安> | (月額) |
遺族 | 会社員 | 自営業者 |
妻と子ども1人 | 約12万8000円 | 約8万5000円 |
妻と子ども2人 | 約14万7000円 | 約10万4000円 |
妻と子ども3人 | 約15万3000円 | 約11万円 |