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パパッとわかる お金の基礎知識

【第20回 貯蓄と投資の違い】

浅村FP事務所 ファイナンシャル・プランナー 浅村由美

最近さかんに“貯蓄から投資へ”ということが言われます。そのため、いろんな場面で投資タイプの金融商品を目にしたり勧められたりする機会も多くなってきました。ただ、投資は貯蓄とは違いますので、行うときにはちょっとしたコツや注意点もあります。今回からは、投資をする前に身につけておきたい予備知識についてみていきます。まず第20回は「貯蓄と投資の違い」を紐解いていきます。

●投資は余裕資金で!

お金に関する言葉で、貯蓄と投資という2つがあります。どんなふうに違うのかは、字を見ると何となくわかるような気がします。貯蓄は「貯めて蓄えること」と書きますが、投資は「資金を投じること」と書きます。このように、投資は貯蓄と比べると、お金を殖やそうとしてもっと積極的に運用しているというイメージになります。ただし、投資を行うと大きくもうかる可能性もありますが、逆に損をしてしまう可能性もあります。ですから、投資は、緊急用のお金や近いうちに使う予定のあるお金には向きません。それ以外のお金で行うのが基本になります。

貯蓄タイプの金融商品には、多くの人に馴染み深い銀行の定期預金、郵便局の定額貯金などがあります。国債や保険の形をした養老保険、個人年金もこのタイプに入ります。一方、投資タイプの金融商品には、株式、債券、外貨預金などがあります。また、投資信託、変額年金といったものもこのタイプです。貯蓄タイプは前もって金利が約束されていますが、投資タイプは後になってみないと何%で運用できたのかわからないという違いがあります。最近では、銀行や郵便局でも、変額年金や投資信託といった投資タイプの金融商品を扱っています。銀行だから(郵便局だから)という理由で、貯蓄タイプだと思い込まないようにしてくださいね。



投資は、ふえる可能性も減る可能性もある

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