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パパッとわかる お金の基礎知識

【第24回 為替の影響】

浅村FP事務所 ファイナンシャル・プランナー 浅村由美

外国の資産は、円安になったり円高になったりすると値段が動きます。第24回は「為替の影響」を紐解いていきます。

●円安になれば上がり、円高になれば下がる!

投資にふさわしい金融資産の中には、海外株式や海外債券といった外国の資産もあります。これらのものは、株式や債券そのものの動きに加えて、為替の影響を受けます。外貨預金にも同じことがいえます。為替とは、日本の通貨である円と外国の通貨とを交換するときのレートのことです。では、それがどんな影響を及ぼすのでしょうか。

たとえば、1ドルが110円のときに1ドルのボールペンを買ったとします。その後、1ドルが120円になりました。この状態のことを「円安」といいます。このときには、1ドルのボールペンは、書き味も見た目も何も変わっていないのに、値段は110円から120円に上がっています。為替が円安になったからです。また、1ドルが100円になった状態のことを「円高」といいます。今度は、やはりボールペンは何も変わっていないのに、値段は110円から100円に下がってしまっています。為替が円高になったことが原因です。

外国の資産は、このような為替の影響を大きく受けます。具体的には、円安になっていくときには値段が上がり、円高になっていくときには値段が下がる傾向があります。さらに、為替の影響と一口に言っても、ドルやユーロなどさまざまな通貨があるので、どの通貨の影響を受けるのかも注意が必要です。

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