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パパッとわかる お金の基礎知識

【第25回 投資タイプ商品とのつきあい方 〜投資の前に身につける〜】

浅村FP事務所 ファイナンシャル・プランナー 浅村由美

投資タイプの金融商品は、長い目でみれば儲かる可能性は高いものですが、一時的にはへこんでしまう可能性もあります。第25回は「投資タイプ商品とのつきあい方」をひも解いていきます。

●リスクを小さくするのが最大のポイント!

投資タイプの金融商品には、株式や外国債券、投資信託などがあります。これらのものと上手につきあうには、リスクを小さくすることが最大のポイントになります。投資の世界でのリスクとは、危険という意味ではなく、値段のブレ幅のことをいいます。つまり、大儲けがあったり大損があったりというデコボコな運用ではなく、なだらかな運用をすることが非常に大切なことなのです。これが、リスクを小さくする、という意味になります。

では、そもそもなぜ、リスクを小さくすることがそんなに大切なのでしょうか。それは、いったんマイナスのリターンが発生してしまうと、それを挽回するためには、マイナスになった以上のプラスのリターンが必要になるからです。例えば、100万円を投資して80万円になってしまったとします。これは、マイナス20%のリターンです。これを元通りの100万円に戻すためには、プラス20%のリターンではダメなのです。これでは96万円にしかなりません。100万円に戻すためには、プラス25%のリターンが必要です。

このような理由で、投資タイプ商品とつきあうときには、リスクつまりブレ幅を小さくすることが非常に大切になってきます。そのリスクを小さくする方法として、分散投資というものがあります。分散投資とは、銘柄の分散・資産の分散・時間の分散のことをいいます。

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