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パパッとわかる お金の基礎知識

【第27回 資産の分散 〜投資の前に身につける〜】

浅村FP事務所 ファイナンシャル・プランナー 浅村由美

銘柄の分散をしたとしても同じ種類の資産であれば、資産の種類という意味では偏っています。第27回は分散投資の中から「資産の分散」を紐解いていきます。

●値動きの異なる資産を組み合わせるのがポイント!

まずは、投資にふさわしい国内株式・外国債券・外国株式がどんなときに値段が動くのかを考えてみましょう。国内の株式は景気の影響を強く受けるので、景気が拡大していくときには、国内株式市場もつられて上昇傾向になります。また、外国債券や外国株式は為替の影響を受けるので、円安に振れていくときには値段が上がっていきます。

もし、このようなタイミングを正確に予想することができれば、集中投資で大儲けが可能です。ただし、それは運用のプロでも難しいことなので、一般的には、大儲けを狙って当てにいったのに大損で終わってしまった、ということが多くなります。

分散投資のベースとなるのは、景気や為替が今後どのような状態になっても大損をしないようにいろんなものに分けておきましょう、という考え方です。そのため、値段の動き方の異なる資産を組み合わせることがポイントになります。どれかがマイナスになっていても他のどれかがプラスになっていれば、そのプラスでマイナスの穴埋めをすることができるからです。結果として、デコボコせずになだらかな運用になります。リスクの小さな運用をするためには、銘柄の分散とあわせて資産の分散も心がけてください。

●資産分散のポイント=値動きの異なる資産を組み合わせる
例えば・・・ 国内資産+外国資産、株式+債券など

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