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パパッとわかる お金の基礎知識

【第3回 死亡した時の必要保障】

浅村FP事務所 ファイナンシャル・プランナー 浅村由美

民間の保障は、多すぎればもったいないし少なすぎればイザという時に困ります。第3回目は、「死亡した時の必要保障額」の計算方法について考えてみましょう。

●死亡後の生活をイメージして!

死亡した時の必要保障額は、死亡というアクシデントが起きた時の支出から収入を引いて計算します。支出には、「遺族の生活費」「遺族の住居費」「子どもの教育費」があります。また、死亡後も返済が続くような事業のローンなどがある場合には、それも支出に含めます。一方、収入には、「公的年金」「遺族の収入」があります。さらに、職場からの死亡退職金やすでに持っている貯蓄も収入とみなします。この支出と収入の差額が、必要保障額です。そして、ふさわしい必要保障額は、人によって違います。

  • 生活レベルは、現状を維持したいのか。 or 少しは我慢してもよいのか。
  • 遺族は、実家に帰るのか。 or 家賃が必要なのか。
  • 子どもの教育方針は、どうするのか。
  • 遺族は、働いて収入を得ることが可能なのか。

このような視点で死亡後の生活をイメージして、「わが家の場合はどうか?」と考えてみましょう。そして、計算上の必要保障額に、「このくらいは残したい、これくらいは残してほしい」という気持ちの部分も大切にしてください。

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