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パパッとわかる お金の基礎知識

【第30回 投資信託の分け方 〜投資の前に身につける〜】

浅村FP事務所 ファイナンシャル・プランナー 浅村由美

わたしたちが金融機関で購入できる投資信託は3000本以上あるそうです。このように種類の多い投資信託は、何を基準にどのように選べばよいのでしょうか。第30回は「投資信託の分け方」をひも解いていきます

●中身を見る!

投資信託を選ぶときに大切なのは、中身は何なのか、をきちんと見ることです。もう少し専門的な言い方をすれば、投資対象は何か、ということになります。大きくは「国内の銘柄なのか、外国の銘柄なのか」と「株式なのか、債券なのか」の組み合わせだと考えればよいでしょう。この分類の仕方では、国内株式型、国内債券型、外国株式型、外国債券型の4種類になります。さらに、国内株式のみ、外国債券のみといったように中身を絞るのではなく、あらかじめいろいろな資産を組み合わせたものもあります。これをバランス型といいます。

中身を見ることが大切な理由は、投資対象によって、リスクの大きさや値動きの傾向が違ってくるからです。例えば、国内債券型は中身が国債や社債なので、値動きのブレ幅は非常に小さくなります。同じ債券でも外国債券型は、為替の影響を受けるので、ブレ幅は割りと大きい傾向です。一方、株式で運用する国内株式型や外国株式型は、非常にブレ幅が大きく、いわゆるハイリスクハイリターンの商品になります。分散投資では、国内と外国、株式と債券というように、値動きが違うと予想される資産を組み合わせるのがポイントです。

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